日清ペットフードは名前から見ても分かる通り、日本の食品メーカーが手がける犬猫のフードブランドです。
日清ペットフードの製造元と歴史について
製造元は日清製粉という食品メーカーです。
その中の日清ペットフードという、ペットフード専門の会社が製造販売を行なっています。
日清製粉は、小麦粉やスパゲティの麺などで有名ですね。
日清製粉は1900年に創業し、ペットフードの製造販売を行い始めたのは1970年なので約40年の歴史があります。
日清ペットフードは那須研究所、鶴見工場、お客様相談室の3つの柱から成り立つ会社です。
この那須研究所は日本国内のメーカーとしては比較的規模が大きなペットフードの研究施設です。
日清ペットフードの特徴とこだわり
フードに種類はいくつかありますが「和の極み」JPシリーズが有名です。
この商品は日本のメーカーという事もあり、スーパーやホームセンターなどでも広く取り扱われています。
日本国内のメーカーなので製造から販売までの輸送時間が短い事、日本の犬や猫の住環境、ペットオーナーの好みを製品作りに反映しやすいことが特徴です。
輸送時間が短くなることで温度などの環境の変化による味や品質の劣化が最小限に抑えられますし、工場が一か所ですので製品の出来上がりのばらつきが少なくなると言われています。
主原料は国産の原材料を使用しているシリーズもあり、国産を好む方に人気があります。
また、無香料、無着色、酸化防止剤も自然由来のものを使用しており、ペットが毎日食べるフードとしても安全性の高いフードとなっています。
療法食のシリーズ「JPスタイル ダイエティクス」も取り扱っており、犬の食物アレルギー対応療法食、犬と猫の体重管理用療法食、犬と猫の腎臓病対応療法食、犬と猫のストルバイト対応療法食、犬の消化器疾患対応療法食もあります。
日清ペットフードが掲げるLIFE20
日清ペットフードでは、LIFE20という取り組みを掲げています。
LIFE20とは、犬や猫の寿命を20年とし、長く健康に生活できるようサポートをしていく取り組みです。
そのため、7歳からのフード、11歳以上のフードと年齢ごとに商品が細かく分けられ、フードの内容も違いがあります。
年齢が上がってくると食べる量も少なくなりがちなので、7歳よりも11歳以上のフードの方がタンパク質や資質が含まれる量が多くなっています。
飼い主とペットの声を商品に反映させたフード
日清ペットフードではお客様相談室に寄せられた飼い主や購入者の声を元に商品の改善や、品質を向上させています。
例えば、パッケージの読み方がわかりにくい、計量カップを持っていないのでフードの量が計れないなどの声を実際に商品の改善に取り入れています。
他にも、2008年から11歳以上の高齢の犬や猫を飼っている家に訪問し、長生きを目指すペット達の生活を把握するなどの研究も行なっているようです。
消費者のすぐ近くで研究開発、製造することで、日本のペットオーナーの好みにあって使いやすく、また日本のペットの高齢化、小型犬化に配慮した製品を製造する日本のペットフードメーカーと言えます。