ピュリナ(PURINA)は犬、猫のペットフードを手がけているメーカーです。
生活用品やコーヒーでも有名なメーカーでもあるネスレ(Nestle)から発売されており、広く流通していて手に入りやすい商品です。
ピュリナ(PURINA)の製造元と歴史について
本社はアメリカにあります。
1926年に作られたペットの研究施設も持っており、犬や猫の研究を昔から行なっているメーカーです。
ネスレがピュリナを発売したのは、ラルストン ピュリナ社と合併した2001年です。
それまでは猫砂や、既存のブランド、フェリックスやフリスキーを発売していました。
モンプチという猫フードも販売しており、テレビのCMでも放映されとても人気が出た商品です。
猫の缶詰を扱うメーカーというイメージが強いですが、ピュリナは犬のフードも生産、販売をしています。
世界で販売されるピュリナのフードはアメリカやフランス、オーストラリアなど7つの工場で生産を行なっています。
ピュリナ(PURINA)ペットフードの特徴とこだわり
ピュリナの製品は、フード以外にもおやつや缶詰にも力を入れています。
プロプラン(PROPLAN)
獣医師やペット栄養士などが研究開発を行った、犬と猫のためのプレミアムニュートリジョンフード。
総合栄養食のシリーズ以外に「ピュリナ プロプラン ベテリナリーダイエット」という療法食のシリーズもあり。
ピュリナ・ワン(PURINA ONE)
ペット専門栄養士によって、6大栄養素をバランスよく配合した、犬と猫のためのプレミアムフード。
グレインフリーのシリーズもあり。
モンプチ(Monpetit)
おいしさを追求した猫のためのグルメシリーズ。
プチグルメ、プチリュクス、スープ、たっぷりとろとろソース、あらほぐし、あらほぐし野菜入り、角切り、粗びき、テリーヌ、ゼリー仕上げ、ドライフード、ナチュラルキッス、クリスピーキッス、ピューレkiss、など豊富な製品ラインナップとパッケージデザインの楽しさが特徴。
主食として与えることができる総合栄養食だけでなく、一般食、副食、おやつも含まれます。
一般食や副食、おやつを主食として与えると栄養不足になる可能性があるため注意が必要です。
フェリックス(felix)
猫のためのウェット製品シリーズ。
ゼリー仕立て、ソース仕立てなど味のバラエティが豊富な食べきりサイズのパウチ。
フリスキー(Friskies)
猫のためのお手頃価格の総合栄養食。
ドライ、ウェット製品があり、ビーフ、チキン、白身魚、まぐろ、と味のバラエティとラインナップはシンプル。
味キラリ
日本の猫に人気がある魚系缶詰シリーズ。
やわらかゼリー仕立てとかつおだし仕立ての2種類あり。
2019年9月現在、6種類ブランドのフードや缶詰が販売されています。
メーカー自体が初めて扱った商品が猫砂という事もあり、猫向けの商品が多い印象です。
療法食シリーズの購入方法について
2019年からは「プロプラン ベテリナリー ダイエット」という療法食のシリーズも取り扱っています。
療法食のシリーズは登録動物病院から紹介されたサイトに登録すると購入可能です。
動物病院や量販店に在庫をおかず、自宅直送でのみ取り扱っています。
療法食が購入される度に、紹介した動物病院に紹介料が入るシステムです。
ピュリナ(PURINA)は犬猫の保護活動にも力を入れている
保護猫を活動している団体に寄付をしたり、保護猫の里親を探す施設作りにも力を入れています。
また、盲導犬の育成活動にも協力をしており、犬、猫への関心が非常に高いメーカーです。
ネスレはフードを生産販売するだけではなく、フードの売上を保護団体に寄付できるような仕組みを整えています。
1つの企業でお手頃価格のブランドから療法食まで幅広くそろっています。
定期的なペットオーナー向けキャンペーン実施やSNSの利用、ブランドイメージの向上などマーケティング戦略に優れたメーカーだなという印象です。
また、外資メーカーではありますが、各国の文化、環境に合わせて製品ラインナップがカスタマイズされていて、日本向けには嗜好性が高くパッケージが美しい製品がそろっています。